プロフィール

大村 健

Author:大村 健
BIG BLUE DIVING 代表
ガイド会 所属
タイの持つ二つの海を舞台に、年がら年中潜り続ける。趣味は水中写真で、愛する我が海を、美しく撮ってあげたい。

タイトルについて:
ニルバーナとは、涅槃(ねはん)や至福の境地という意味。水中での~んびりするってこと。何も考えずに、水中カメラのファインダーを覗いている時とても幸せなのです。

Takeshi Omura


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アカオビハナダイ

スズキ目/ハタ科/ハナダイ亜科/ナガハナダイ属
英名:Red-belted anthias
学名:P.rubrizonatus

akaobihanadai
全長:7cm 撮影者:大村健 撮影地:タイ、タオ島

タオ島の海は大きな2つの半島(インドシナ半島とマレー半島)に挟まれた閉鎖海域で、大きな海流が流れ込んだりしないため独特の生態系が育まれている。生息している種がとても偏っており、他の海で普通種と呼ばれる種がほとんど1匹もいなかったり、他では珍種と位置づけられている種が群れていたりする。

それは魚だけに限らず、魚が身を隠したり餌とするサンゴやイソギンチャクも含めた話であり、エリア全体の生息種が偏ると、その環境にマッチする種が爆発的に繁栄することになる。その顕著な例がハナダイの仲間で、世界中どこでも普通種と思われがちなキンギョハナダイなども1匹もおらず、他では割と珍しいとされるアカオビハナダイのみが確認されているという変わった海なのだ。

さてアカオビハナダイ、名前の由来は雄の体福に赤い横帯があるから。雌に比べて身体も大きく、尾鰭の先端が伸長する。雌にはこうした模様は無く、身体が小さくピンク一色で尾鰭の先端に赤い斑点がある。

アカオビハナダイの雄は雌数匹を囲うハーレムを持つが(単雄群)、雄1匹で支配できる雌の数には限界があるようで、チュンポンピナクルなど雌の個体数が多いエリアでは複数の雄が共存している(複雄群)。

通常はばらけている雄たちだが、たまに一カ所に集まり雄だけの群れを作っている時がある。これはクラスターリングと呼ばれる生態行動で、雄同士が傷つけ合うこと無く互いの力関係などの情報交換をしていると考えられている。この時は普段よりも体色が薄くなるが、求愛や威嚇という興奮状態で体色が濃くなるのとは逆に、攻撃する意思が無いことを体色で表しているのだろう。

akaobihanadai_mure

クラスターリングは滅多に見られる光景では無いが、美しい雄が群れるはとても絵になる。大物狙いでワイドレンズを付けている時でも、クラスターリングを見かけたら是非狙ってみたい。

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テーマ : 水中写真 - ジャンル : 写真

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